2021年1月たまかわ便り
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須釜小学校1年  石悠ゆう  しん一九四五ねんのようすをゆうちゅうぶでみました。げんばくはひとをふきとばし、ひふがとけて、ひとびとはあかくぞんびみたいになっていました。げんばくがおとされたあとには、きのこぐもがそらにひろがって、くろいあめがふってきました。くろいあめでびょうきになってしまうと、おとうさんにおしえてもらいました。ぼくはえいぞうをみて、とてもかなしくてこわいきもちになりました。ぼくはせんそうのことをしりたいとおもいました。八月十五日はにほんがせんそうでまけた日でした。てれびではかねをならし、せんそうでなくなったひとびとにおいのりをしていました。ゆうがたにおとうさんが、「たいむすりっぷするぞ。」といいました。ぼくはなにがなんだかわかりませんでした。おとうさんが、「ううー。」とおおきなこえでいいました。すると、いつのまにかでんきがくらくなっていました。三さいのおとうとはおどろいてうごけなくなってしまいました。おかあさんが、「きょうのごはんはかぼちゃとぞうすいとかんぱんですよ。」といいました。おとうさんが、「七十五ねんまえにたいむすりっぷかんりょうです。」といいました。ぼくたちかぞく四にんで、せんそうのごはんをたべることにしました。ぞうすいをみて、ぼくはただのすうぷかとおもいました。ぼくはおいしいかな、おいしくないのかなとどきどきしながら、「いただきます。」といって、ぞうすいをひとくちたべました。おこめがほんのちょっとはいっていました。あじはとてもうすくて、おいしくありませんでした。すると、おかあさんが、「おこめが十つぶしかはいっていないときもあるんだよ。」とおしえてくれました。かんぱんはなんにもあじがしませんでした。おとうとは、かんぱんをおいしそうにたべていましたが、おいしくないのによくたべるなぁとおもいました。ぼくはもうむりでした。おとうとのゆうごはんは、いまのじだいのごはんがよういされていました。たまごやきもおにぎりもありました。それをみて、ぼくもたべたいとおねがいしました。でも、おとうさんは、「せんそうのしょくじをしよう。」といってきいてくれません。「ぼくはいつものごはんがほしいよ。せんそうのひとはかわいそう。なんでせんそうははじまったの。」とないていうと、おとうさんが、「これからもべんきょうしていこうね。」といい、しょんぼりしていると、「ゆうしん、おいで。」と、おかあさんがだいどころからよびました。たいむすりっぷはおしまい。たまごやきとおにぎりがよういされていました。うちゅういちおいしいごはんでした。 森  慎      4「家庭の日」作品コンクール・作文の部 小学1・2年の部 最優秀賞受賞石森悠慎くん(須■小1年)が 11月19日、県文化センター(福島市)で行われた、第43回福島県青少年健福島県青少年育成県民会議主催の令和2年度「家庭の日」作品コンクール・作文の部【小学1・2年の部】で、玉川村から石森悠慎くん(須■小1年)が最高賞の最優秀賞に選ばれました。全育成推進大会の席上で表彰式と本人の朗読が行われました。「おうちでたいむすりっぷ」最優秀作品作文の部

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