第1回回QAQA6 12月12日、たまかわ文化体育館で玉川村地域の恵み対策協議会主催による、第1回「たまかわ食味コンクール」が開催されました。 このコンクールは、玉川村産米の食味値を測定し、食味や栽培技術のレベルを客観的に把握するとともに、消費者へ“おいしいお米”をPRすることを目的に今年度初めて実施されました。 コンクールには、村内の農家が生産した自慢の米29点が出品され、(株)静岡製機製の食味分析器による食味検査の結果、上位3名の方に最優秀賞、優秀賞、特別賞の各賞が贈られました。 また、表彰式の後には「良食味米生産に向けて〜福島県産米の品質と食味の構造的特徴〜」と題して、福島大学食農学類の新田洋司教授の講演会が開かれました。●豆知識……デンプン(澱粉)はいわゆる、粘りのこと。 糊化は、デンプンが熱を加えられることで糊(のり)状になること。米を水に浸しておく時間はどの位がいいの?だいたい30分程度。浸水のスピードは水温が高いと速くなるので、普通の水に浸すこと栽培をするうえでのアドバイスを教えていただきたい有機栽培をした場合はアミノプラスが大きくなる傾向にあるため、食味値も高くなる土質や標高差があっても水準的に高くすることは可能かそれぞれの場所での対応になるが可能である食味値とタンパク質含有率の関係からみても、日本全国の高級ブランド米と比較しても、それに匹敵するくらい受賞された石井清藏さん(左から2番目)、小林彦次さん(中央)、小林光春さん(右から2番目)福島県内で美味しい米を3つほど教えて欲しいASAKAMAI887(郡山市)、大玉村のコシヒカリ、玉川村のコシヒカリも美味しいはず。なぜなら、タンパク質含有率とアミロースの関係性や環境条件が整っているから(穂が出てからの気温(夜温)が下がるのが良い)「美味しい米」は時間が経っても「美味しい」、「美味しくない米」は時間が経つと…とよく聞くが、その違いはなにか? 粘りが強い米は冷めても美味しいように感じる。アミロースが少ない米など。(代表的な米だとミルキークイーン)弁当やおにぎりに適している米の品質について語る新田教授新田教授質問する参加者質問する参加者新田教授の講演会から“良食味米”を作るための米の成分美味しいお米を作るためには 「食味値」を高くする(美味しいお米 米は、炭水化物(デンプン)が全成分の75%を占にする)には、タンパク質含有率を低くめています。そのデンプンは、「アミロース」と「アミロペクチン」という成分で構成されています。また、する必要があります。稲を育てるうえでのタンパク質の元となる窒素肥料のタンパク質は全体の6.8%程度。米の成分は、全体の約9割を炭水化物とタンパク質が占めています。量を抑えると効果的です。 実は、米の中にタンパク質が多く含まれていると、炊き上げた米は、かたく、パサパサになってしまうのです。これは、タンパク質が炊飯過程で、デンプンの糊化(こか)を妨げるから。参加者からの質問QAQAQA玉川村の米ってどうなの…?玉川村の米は美味しい!!のです。小林食味コンクール受賞者最優秀賞 小林 彦次(コシヒカリ)最賞小小林彦彦次次((コシシヒヒカリリ)優秀賞 石井 清藏(コシヒカリ)特別賞 小林 光春(コシヒカリ)たまかわ食味コンクール
元のページ ../index.html#6