福島県石川郡玉川村。
自然に囲まれ、穏やかな時間が流れるこの場所に、Iターンで移り住んだ一人の男性がいます。
今回お話を伺ったのは、宮城県出身の武井翔哉(たけいしょうや)さん。
現在は村で暮らしながら、IT企業に勤め、アプリケーションのテスターとして働いています。
「なんか落ち着くな」-その直感が、移住のきっかけだったといいます。
きっかけは、何気ない帰り道
武井さんが玉川村を訪れたのは、偶然の出来事でした。
入社後、会社の社長に誘われ、スノーボードに出かけた帰り道。ふと立ち寄ったのが、今の事務所があるこの村だったといいます。
「そのときに、“なんか落ち着くな”って感じたんですよね」
特別な出来事があったわけではありません。
けれど、そのときの感覚が心に残り、次第に「ここで暮らしてみたい」という気持ちへと変わっていきました。
地方でも成り立つ、ITの仕事

現在、武井さんは「株式会社プロフェッショナルエフェクト」に勤務し、アプリケーションのテスターとして働いています。
主な業務は、アプリのバグを見つけて報告すること。
ユーザーが安心して使えるよう、細かな不具合を一つひとつチェックしていく仕事です。
「実際に使う人の目線で確認するので、意外と細かいところまで見ています」
一見すると都市部に集中しがちなITの仕事ですが、環境が整えば地方でも十分に成り立つ。
武井さんの働き方は、その一つの実例と言えるでしょう。
静けさの中で見つけた、自分に合う暮らし
移住の決め手となったのは、やはり玉川村の環境でした。
「都会の便利さや華やかさも魅力的だとは思うんですけど、自分には静かに穏やかに暮らせる方が合っているなと感じました」
人や車の多さに左右されない、落ち着いた日常。
自然に囲まれた環境の中で、自分のペースで過ごせる時間は、何にも代えがたい価値があります。
実際に暮らして感じたメリットと現実
玉川村での暮らしについて、武井さんは「静かに過ごせることが一番の魅力」と話します。
一方で、地方ならではの不便さも感じる場面はあるそうです。
例えば買い物。都市部と比べると、どうしても移動が必要になる場面は増えます。
それでも、「日用品は徒歩圏内のドラッグストアで揃うので、そこまで困ることはないですね。」とのこと。
不便さはあるものの、それを大きく上回る暮らしやすさがある -そんな実感が伝わってきます。
「思ったより、不便じゃない」
地方移住に対して、「不便そう」というイメージを持つ人は少なくありません。
しかし武井さんは、「実際に住んでみると印象は変わる」と話します。
「ネットショッピングを使えば翌日には物も届きますし、思っているより全然問題ないと感じています」
さらに、車があれば高速道路や新幹線へのアクセスもしやすく、移動面での不安も大きくはないといいます。
まとめ:直感から始まる移住という選択
「なんか落ち着くな」
そんな何気ない感覚から始まった武井さんの移住。
実際に暮らしてみると、大きな不便はなく、自分に合った生活ができているといいます。
地方移住というと、どうしてもハードルが高く感じられますが、
こうした“直感”をきっかけにした選択も、一つの形なのかもしれません。
玉川村には、静かで穏やかな日常があります。
その中にある豊かさを、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。