「玉川村観光交流施設(仮称)複合型水辺施設」の愛称が「乙な駅 たまかわ」に決定しました!

 福島県玉川村(村長:須釡泰一)では、2020年3月13日に国土交通省が実施している「かわまちづくり支援制度」に「玉川村乙字ヶ滝かわまちづくり計画」が登録となり、国土交通省、福島県、玉川村、民間事業者が相互連携・協力して、乙字ヶ滝周辺の整備を進めております。

 その中で、玉川村が担う役割として、交流人口、関係人口の拡大を目指し、阿武隈川のほとりに立つ空き店舗を活用し、本施設を整備しております。

 この空き店舗は、国立競技場などの設計で知られる隈研吾氏が設計したもので、東日本大震災をきっかけに空き家となっていました。この建物を地域資源として捉え、民間企業と連携しながら、クラフトビール製造工場やカフェ、レストラン、観光案内所、サイクリストやカヌー利用者の休憩場所などとして活用していきます。整備にあたっては民間が資金調達を行い、設計・建設・運営も実施する「DBFO方式」により実施し、設計当初から運営予定の民間事業者が関わり、一般の方が使用しやすい、集いやすい施設整備に取り組んでいます。

 皆様に愛され、親しみやすい施設とするため、令和5年9月29日~10月20日の間で施設愛称を公募いたしました。審査員に、今回も設計を担当する隈研吾氏をはじめ、運営会社の代表や一般住民などをお迎えし、応募作品68点の中から、厳正なる審査の結果、施設愛称を「乙な駅 たまかわ」といたしましたので、皆様にお知らせいたします。

選定理由

 (仮称)複合型水辺施設の近くにある「乙字ヶ滝」は、松尾芭蕉も訪れた玉川村の景勝地の一つであり、昔から地域の人々が大切にしている場所でもある。乙字ヶ滝公園内にある「滝見不動堂」は2019年の水害により、お堂は勿論のことご本尊までが流失した。その後、ご本尊は須賀川市内で発見され玉川村に届けられた。地元有志により、本堂の再建を行うため、地元からの寄付は勿論のこと広く寄付を募るためクラウドファウンディングを活用し、再建し現在に至る。このように地元住民にも愛されている「乙字ヶ滝」の「乙」の字を使用していること。

 村観光物産協会でも「乙な市」「乙な夜市」「乙な夕市」などのイベントが開催されており、なじみ深い名称であること。
 「乙」の字には、「しゃれていて、気が利いている様子 趣がある様子」等の意味もあり、新しい施設で展開される新産業であるクラフトビール製造や、レストラン、カフェ、観光物産協会での事業などに「乙」の文字が一役担いワクワクするような事業が期待されるイメージであること。また「玉川」を平仮名の「たまかわ」とすることで、誰にでも読め、「たまがわ」などの誤読もなく、何よりやわらかいイメージが得られること。

 以上の理由により、本施設の愛称として「乙な駅 たまかわ」を使用する。

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福島県石川郡玉川村大字小高字中畷9
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